【インタビュー】映画「泣き虫ピエロの結婚式」監督、御法川修(みのりかわおさむ)監督にインタビューしてみた!

【インタビュー】映画「泣き虫ピエロの結婚式」監督、御法川修(みのりかわおさむ)監督にインタビューしてみた!

9月24日公開映画「泣き虫ピエロの結婚式」を手がけた御法川監督にインタビューしてきました!映画に込められた沢山の想いを聞くことができました。劇場に観に行く前にチェック☆

Akemi
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御法川修(みのりかわおさむ)監督

 

御法川修(みのりかわおさむ)監督にインタビューをしてきました!

 

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柴咲コウ(しばさきこう)主演映画「すーちゃんまいちゃんさわ子さん」や、トリンドル玲奈(とりんどるれいな)主演ドラマ「いつかティファニーで朝食を」など多数の作品を手掛ける映画監督。

 

監督の最新作映画「泣き虫ピエロの結婚式」が9月24日(土)から公開するということで監督にお話を伺いました。

 

 

 

「泣き虫ピエロの結婚式」

 

(あらすじ)

佳奈美(志田未来)が恋したのは、笑顔を忘れた透析患者の陽介(竜星涼)。誰かと深く関わる事を避けてきた陽介のために、どんなときでも笑顔でいると決めた彼女は、病気が悪化しても彼を励まし続けました。 その一途さに次第に心を許していく陽介。いつしか二人は結婚の約束。しかし、式の前日に倒れた彼の余命は残りわずかなものだった…。

 

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「泣き虫ピエロの結婚式」

出演:志田未来(しだみらい)竜星 涼(りゅうせいりょう)新木優子(あらきゆうこ)螢雪次朗(ほたるゆきじろう)

監督:御法川修

原作:「泣き虫ピエロの結婚式」望月美由紀(リンダパブリッシャーズ)

製作:「泣き虫ピエロの結婚式」製作委員会 配給:スールキートス

主題歌:WHITE JAM「咲かないで〜泣き虫ピエロの結婚式Ver.」ユニバーサル シグマ

©2016映画『泣き虫ピエロの結婚式』製作委員会

 

 

9月24日(土)よりシネマート新宿他、全国順次ロードショー!!

 

泣き虫ピエロの結婚式公式サイト

 

①映画化しようと思ったきっかけ。

①「泣き虫ピエロの結婚式」を映画化しようと思ったきっかけを教えてください。

 

 

最愛の人を亡くす悲しい実話なんですけど、さわやかな読後感を味わった原作の魅力は、愛する人のために全てを投げうって尽くす姿の清々しさにあったと思います。

相手の幸せだけを願い、いっさいの逃げ道を断って突き進む恋する女性の潔さに惹かれました。


今SNS上でも、自分のことは棚に上げて他人のアゲ足ばかりとるようなイジワルな声に溢れてますよね。

そういうギスギスした話題に囲まれていると、誰も信用できないような寂しい気持ちになります。

 

でも、この実話のように人を愛することができると気づかされて、心を動かされました。

原作者の生き様が美しいものに感じられて、まぶしくて、映画化に向けて突き動かされてしまったんです。

 

 

私はまだ原作を読んでいないので読んでみようと思います。

 

 

②志田未来、竜星涼を選んだ理由。

②志田未来・竜星涼、この役者をこの映画に選んだ理由を教えてください。

 

当たり前の言葉に聞こえるかもしれないけど、僕は「本物の俳優」と出会いたいんです。


ちょっと映画やテレビに出演することも、それを監督することも、今は簡単に実現できる道が開かれています。でも、誰とでも取り替えのきく存在では、他人の心を動かすことはできませんよね。


志田未来さんは23歳の可憐な女性ですけど、「女優」であることを人生の仕事にできる才を持っているところに惹かれていました。


竜星涼さんも同じです。

胸キュン恋愛モノの「王子様」的存在だと思っている人が多いかもしれないけど、彼のスケールはそこにとどまらない、演じることに真摯な俳優です。

 

様々な役を演じることで自分の人生を高めていける人だと思うからです。

 

 

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志田未来さんの演技は同世代の俳優で比べても、ずば抜けて凄いなって見る度に思います。どの作品にも真っ直ぐ取り組んでいるのだろうなって観ている側にも伝わってきます。

竜星涼さんは今年、映画やwowowドラマなどで拝見させてもらっていましたが役幅が凄く広がっているような気がして今後も絶対に活躍する俳優だろうなと私も思っていました。

 

 

③ロケ地に込めた想い。

③原作の舞台は静岡ですが映画の撮影も静岡で行ったのですか。

 

 

この映画は横浜市の港南区を中心に撮影しています。大切にしたかったのは都市の中心ではなくて「郊外」のイメージでした。


僕も静岡県の出身なんですけど、地方で暮らす人の「ジモト愛」を見直したい気持ちでした。

生まれ育った地元での人間関係をいちばんに考える生き方、まわりにはいつも気のおけない幼なじみがいて、親友の恋の行方におせっかいを焼いたり、一緒に泣いたり笑ったりする、そんな営みがこの映画の舞台にふさわしいと思ったからです。

 

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私はこの劇中の風景、気に入っています。良いなって憧れたりします。

監督の前作「すーちゃんまいちゃんさわ子さん」の学芸大学の商店街の風景も私は好きです。

皆も「泣き虫ピエロの結婚式」観る時は風景をぜひ注目してみてください!

 

 

④監督が映画表現において大切にしていたものとは…?

この映画を撮影するにあたって監督自身が映画の表現において大切にしていたものはありますか。

 

 

「泣き虫ピエロの結婚式」は今っぽいラブコメ的な味付けのない、折り目正しいクラシックで端正な映画にしたいと思っていました。


小説にたとえるなら、長編小説ではなくて、短編小説のような味わいの可愛らしい「小さな」映画にしたいと思いました。

ですから上映時間も短くて、90分なんです。小さいがゆえに「まるで私のために作られた映画だ」と愛してもらえるといいな。

 

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10代の間で話題になる恋愛映画は観ますが、本当に私は「泣き虫ピエロの結婚式」のような端正な映画が好きなので、どっぷりこの世界観にはまってしまい3回ほど観てしまいました。

私のなかでは2016年公開映画で1番好きな映画です。

 

 

⑤監督がされた工夫とは…?

⑤陽介が字を書けなくなるシーンなど、私は自然に涙が出ましたが、監督がされた工夫などありますか。

 

陽介が患っている腎臓病の経緯をリアルに表現しようとすると、とても直視できないような厳しい描写を選択しなければなりません。

医療監修の方と相談しながら、どういう風に描くか役者も自分も慎重でした。
僕の知らないところで、竜星さんも独自に取材を重ねていたことを後で知りました。

道徳の授業のように命のたいせつさを訴えるのではなくて、命が「儚い」ものであることを映画に写し取りたいと思っていました。

 

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私はこのシーンが1番感動しました。

このシーンは陽介が「死ぬ」ということを覚悟し始めたところだと私は思います。字が書けなくなるシーンから前の色んなシーンを思い出し、陽介の気持ちになると本当に涙が止まりません。

 

⑥監督が込めたメッセージとは…?

⑥「1人で生きていた」という言葉を何人もの登場人物が口にしたのが印象的でした。陽介が飼っている金魚もずっと1匹だったのが、ラスト映った時には2匹になっていたと思います。これには監督からのメッセージが何か込められていたりするのですか。

 

 

金魚のことは触れないでください。恥ずかしい演出だったと後悔してるんです(笑)


「人は皆、泣きながら生まれてくる」という名言がありますよね。本当にその通りで、人が涙を流すというのは生まれた時から備わっているものだけれど、「笑い」というのは違うと思っていて、人と関わることで「笑い」というものが生まれると思います。


ヒロインは人を笑顔にする道化師だけど、陽介に恋をしたことから家族や親友と初めて真剣に触れ合い、本当の意味で「笑う」ということを発見する。そういう映画なんだなって、僕自身も撮影しながら気づいたんです。

 

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この質問は個人的に凄く気になってさせてもらいました。「人と関わることで『笑い』というものが生まれると思う。」という監督の言葉に、考えてみれば当たり前の事ですがグッと私にはきました。

 

 

⑦監督のお気に入りのシーン

⑦監督のお気に入りのシーンを教えてください。

 

 

志田さんが演じるヒロインは映画の中で5回涙を流します。5回目に涙を流すラストシーンは悲しいだけの涙ではなく、喜びや愛おしさなど様々な感情が沸き上がった表情です。

 

言葉で説明しきれない想いの中で人が涙を流す姿を是非気にとめていただきたいです。


人と人が触れ合わないと生まれない感情が「笑い」だとしたら、ラストシーンの涙は1つの「笑顔」でもあると思います。

 

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ラストのヒロイン・佳奈美の涙のシーンは私もただの悲しい涙以外にも色んな想いが込められているのだろうなと思っていました。

監督の、「まだ自分たちの知らない感情が人間という肉体の中にいっぱいあるということを、自分は知っている。だから映画を撮っている。」という言葉を聞き、もう1度映画を観たくなりました。

 

 

⑧気になる、監督の次作は…?

今作もですが監督の作品は優しい雰囲気のものが多いと思います。次作作るとしたらどんな作品を手掛けたいですか。

 

いっぱいあるけれど秘密です!

 

つい見過ごしてしまうようなありふれたことの中に、宝石のような生きるヒントが隠れているかもしれないって、いつも思うんです。

日々を丁寧に、ささいなことも慈しめるような眼差しを映画で表現していきたいと思っています。

 

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出典:We Heart It

 

いつでも何かを考えて生きているって凄いなと思い、私もこれから常にアンテナを張って生きようと思いました。

監督の次作も楽しみですね!

 

 

インタビューを通して。

 

いつもは映画を観て、疑問に思ったまま終わってしまうことが多いので実際に作品を作った方と直接その映画についてお話ができて、監督の世界観であったり映画に込められたメッセージを知ることができてとても楽しかったです。

 

 

24日、映画が公開したら私は時間を作って劇場にもう1度観に行く予定です。

Akemi
Writer Akemi
高校3年生 東京都

年がら年中、映画とドラマばっか見てます… エンタメネタの記事からJK受けする記事まで幅広く書いていこうと思います! Twitter→@akemi_hosaka instagram→@akemi_hosaka

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